日本の衛星みちびき 中国も欲しがる日本の高度な技術とは

日本の準天頂衛星「みちびき」が、2018年11月より本格的に運用が始まり、「みちびき」のとても高度な精度が中国で話題となっています。

そこで今回は、日本の衛星「みちびき」とともに、中国の衛星「北斗」やGPSの仕組みなどをまとめました。

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日本の衛星 「みちびき」

2018年11月に日本の衛星「みちびき」が本格的に運用が開始されます。最近、中国メディアでは「みちびき」が高精度でとても優れていると、性能の高さに驚かれたことで話題になっているようです。

みちびきはどのくらい高精度なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

みちびきとは?

みちびきは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム(衛星からの電波によって位置情報を計算するシステム)です。衛星測位システムの中では米国のGPSがよく知られており、このシステムを日本版GPSと呼ぶこともあります。

引用:http://qzss.go.jp

位置 引用:http://qzss.go.jp

今回の打ち上げで、4機体制となるみちびきにより、さらに安定した位置情報を送れるようになるようです。また、GPSと一体で利用できるため、地理空間情報を高度に活用した位置情報を提供することができます。

ここで中国で話題となったポイントが、みちびきがいかに”恐ろしいほど高精度”であり、正確な位置情報であるかというところです。

みちびきの精度

みちびき

引用:http://qzss.go.jp

みちびきは、3つのサービスを提供していて、製品によって対応が異なるようです。

衛星測位サービス誤差10m程度 (GPSと同じ)
サブメーター級測位補強サービス誤差1~2m程度
センチメータ級測位補強サービス誤差6~12㎝程度

人工衛星は、宇宙空間を秒速約7.9㎞で飛んでいて、これは東京から大阪まで、約64秒で到達できる速さだそうです。

こんなにも速い速度で地球を回っているのにもかかわらず、誤差数cm単位で測位できることには驚きますよね?

中国の衛星「北斗」

ロケット

引用:http://j.people.com.cn

宇宙開発に積極的な中国も、2018年7月10日、32基目となる「北斗測位衛星」を打ち上げました。

中国の新聞社は、

軌道に入り軌道上での試験を終了後、北斗衛星測位システムに組み込まれ、ユーザーにより信頼性の高いサービスを提供していくことになる。

引用:http://j.people.com.cn

と伝えています。

それでは、北斗とみちびきの違いはどこにあるのでしょうか?

主に2つの点で異なっていたので、下記の表にまとめました。

みちびき北斗
GPSと一体で運用独立した衛星システムであり、GPSと一体で運用しなくて良い
誤差を数cmレベルで測位誤差1m以下で測位

また、中国メディアは、

中国は努力を続け、一刻も早くみちびきの精度に追いつかなければならない。

引用:http://news.searchina.net

と主張しています。

世界の衛星測位システムの1つとして、中国も必死に開発を進めているのではないでしょうか。

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高度な衛星測位システム

現在、世界ではより高度な位置情報を把握するシステムの開発レースが加速しているようです。

GPS(Global Positioning System)は、もともとは軍事利用のために開発されたアメリカのシステムでした。旧ソ連時代に開発されたグロナスという衛星測位システムも今では全世界をカバーしているそうです。

<全世界をカバーしている衛星測位システム>

ロシアグロナス
EUガリレオ
中国北斗

みちびきの必要性

全世界をカバーしている衛星測位システムが既に存在する中、なぜみちびきが必要なのでしょうか?

カーナビやスートフォンなどで利用できるナビは、すべて衛星測位サービスにより、現在の位置情報を知ることができます。

しかし、現在はアメリカのGPS衛星を利用しているため、時間帯、もしくわ場所によって、安定した位置情報を得られない場合があるようです。よって、みちびきの働きにより、今までよりも正確で、安定した衛星測位サービスを提供できるようになります。

また、カーナビやスマートフォンのナビだけではなく、その他にも、ドローンでの宅配サービス地震・火山活動の検視技術の向上農業の無人化にも繋がるようです。

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最後に

いかがでしたか?

誤差数cm単位で位置情報を把握することが可能になり、より正確で安定な衛星測位システムを提供できるようになったことは素晴らしいことだと思います。

以前よりも進歩した技術で、どのようなことが可能になるか期待が膨らみます。

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